BIOGRAPHY

アレクサンダー・ナジ 　Alexander Naji

　ケルン音楽大学にて音楽教育（主専攻：声楽）を、ボン大学およびケルン大学にて物理学を修める（修士レベル修了、教員資格取得）。ボン大学では発声・発音・朗読法も学ぶ。在学中よりクラシック音楽においては歌曲とオラトリオを中心に舞台経験を積む。またジャズや音楽の要素を取り入れたコメディ等の活動も行う。声楽をアーサー・ヤンツェン（ケルン音楽大学教授）に師事。指揮法はケルン音大の他、セルソ・アントゥーネス（現オランダ放送合唱団主席指揮者、ジュネーブ音楽院教授）、サイモン・キャリントン（イェール大学名誉教授）の下で研鑽を積む。

　２００５年、東京横浜ドイツ学園の音楽・物理教師として来日。現在は東京ドイツ語教会（ドイツ語福音教会およびドイツ語カトリック教会）合唱団＜カントライ＞指揮者を務める。昨年は東京藝術大学声楽科学生有志による＜室内合唱団セイント・セシリア東京＞を指揮した。クラシック音楽での活動に加え、ジャズボーカリストとしても都内で定期的に舞台に立っている。

　音楽教育への関わりは多岐に渡っている。声楽や指揮の他、特に非西欧言語を母語とする歌い手を対象にリートやアリアの発音指導を行っている。ドイツリート協会の前身であるクラングにおいては過去３回発音レッスンを行った。